今シーズンから本格的にキャッチャーというポジションを始めた選手が多いと思います。
ピッチャーの投球を捕るキャッチング、ワンバウンドの投球を身体で止めるブロッキング、各塁へ送球するスローイング、そして各野手から本塁へ送球した時に3塁から走ってくるランナーへのタッグプレー、ざっと挙げても覚えなければいけない事、できる様にならなければならない事が沢山あります。今回は、塁上のランナーを本塁に返させない意味でも大切なプレイであるタッグプレイについて、千葉マリーンズの選手達が行っている練習風景から学んでみます。
2016年シーズンから始まったコリジョンルールにより、野手からボールを受ける位置取りと捕球後のタッグの仕方は、これまでのやり方と大きく変えて指導する必要がでてきました。
球審をやっていると、野手からのボールを待つ彼らの背中から、「早く、ここへ投げて」と訴えていますが、捕球後は素早い動作でタッグが必要です。
しかし、捕球前に彼らが立てるエリアというのが決まっています。
捕球後、瞬間的にミットと身体をどこに移動させるかだけを取り上げて練習する必要があります。この週末、練習の休憩の合間を利用してやってもらったのですが、タッグをイメージしてベースの角に置いたボールを払うというのは判りやすかった様です。
1つ1つの基本動作を積み上げていく過程で必要なプレイを学ぶ方法があります。しかし、これから本格的な試合のシーズンに出場する彼らにとって、できない・知らないプレイを今の時点で感じてもらう事も、まず必要なのかもと感じたこの週末でした。
さぁ、あと数日で対外試合も解禁を迎えます…