配球理論

中学野球になると、多くの投手が変化球に挑戦します。球審をする際は、ボークや反則投球の有無へもちろん気を払うのですが、投手のある一部分をジッというよりは、シルエット全体を観る様に心掛けると、ストレートを投げるのか、変化球を投げるのか、投手のフォームの違いに気が付く様になります。一方で、キャッチャーに目を向けてみると、配球にも個性を感じます。球速の上がったストレートに変化球が加わっても、ある程度配球を予想できれば余裕を持ってジャッジができます。
そこで、今回はキャッチャーの配球理論について触れてみます。ビル・リプケン氏が語る配球理論に字幕を付けた動画が、MLB公式日本語Twitterアカウントで公開されています。

先日、息子のボーイズチームで塁審をメインにした審判講習会を行ったのですが、球審の話題になると、二の足を踏む方が多いという印象です。
硬式球ですから、ファールボールなどが当たるのではという恐怖心があると思いますが、マウンドにあがる中学生投手で、ストレートのみでストライクに苦労する選手は徐々に少なくなってきます。ショートコントの様なプレイも無くなりつつありますから、学童の球審とは別の楽しさを知る事ができます。もちろん、変化球で楽にカウントを稼げる投手はまだまだ少ないですが、一般的な配球が理解できていると、各バッテリーの攻め方へも興味を抱く様になります。秋の気配が感じられる様になってきたこの季節に、ぜひ球審にも挑戦してみてほしいと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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