徹底的な土台作り2

第99回全国高校野球選手権大会の各地方大会が閉幕し、49校が甲子園への切符を手にしました。今回の参加校数は、前回大会より35校少ない3839校だったそうです。これは、14年連続の減少で、第84、85回大会に過去最高の4163校を記録して以降減り続けています。参加校が最も多いのは神奈川の189校で、188校の愛知、176校の大阪、168校の千葉、162校の兵庫と続きます。最少は鳥取の25校で、北海道は南北合わせて昨年より8校も減りました。連合チームは統廃合によるものが6チーム、部員不足によるものが57チームでした。
さて、甲子園は逃したものの、各地方大会で注目を浴びる選手達がいます。今回は、その中から前回大会の甲子園覇者・作新学院相手に準決勝で惜敗した、青藍泰斗(せいらんたいと)高校の石川翔投手を取り上げます。約1年前に登板した秋季大会の投げっぷりをご覧ください。

彼を取り上げた記事(←こちらをクリック)には、こう書かれていました。

彼の中学時代ですが、東京・板橋シニアに所属し、主に8番・中堅。身長160センチ台で線も細く、球速も際立っていなかったため、投手では2、3番手だった。中2の秋、救援登板した試合では失点しただけで、その悔しさからマウンドで泣き出した

そんな投手が、151kmを投げる関東ナンバーワン投手と呼ばれる様になるのですから、どんなステップを踏んできたのかが気になりますよね?
中2で悔し涙を流してから、中学卒業時には137kmを計測し、高校へ進んでからの2年間を経て、全く別の未来が待っていた石川投手ですが、ある投手の事もふと思い出しました。

徹底的な土台作り

学童野球時代から頑張り続け、夏のこの時期に悔しい思いをした高校野球選手は山ほどいます。ベンチ入りメンバーにすら選ばれず、戦う土俵に立つことができなかった選手達は複雑な気持ちでスタンドから声援を送ったはずです。この石川投手高橋投手の様に、諦めず・やるべきことを続けていけば、全く別の未来が待っているかもしれないと、どれだけの選手が信じてきたのでしょうか? 実感を掴むための地道な努力程、継続する事が大変だから、自分への甘えや諦めの繰り返しに打ち勝たないと競争から脱落していくんだと思います。未来を信じ、希望を持ち続けた野球人生を歩めるかは、自分との闘いです。

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