野球と向き合う

この時期になると、プロ野球各球団は本拠地球場で「ファンフェスタ」を開催します。
選手と触れ合える貴重な機会ですが、長年活躍した選手が引退をする場合、その「お別れ会」というセレモニーの場が用意されます。今年は何と言っても、読売ジャイアンツの新監督となった、高橋良伸選手の引退式に注目していました。
集まったファンの前で語った彼の挨拶の中で、印象に残る一言がありましたので、ご紹介します。

プロ野球選手として野球を職業にし、来る日も来る日も野球と向き合い、戦いの場にいました。それは楽しかったことよりも、重圧を感じ、苦しかったことの方が多かったように思います。そんな日常だからこそ、一方で、達成できたことの喜びは大きく、18年間頑張ることができました。

とても良い話だと感じました。
野球をやっていて、どんな時に喜びを感じるのかといえば、挑戦したこと達成できた時や、苦手を克服した(乗り越えられた)時だと思います。逃げ出したくなる場面や極度に緊張する場面で、自分と戦い、それを乗り越えた瞬間強烈な喜び楽しさを感じるハズです。

その一方で、ある達成感に浸っている時間が長いことも目に付きます。小学生である選手達に、常に緊張を保ったまま、野球に接することを強いるのはまだ酷なことなのかもしれません。でも、5年生以上となれば、選手によっては自チームとして上部大会で多くの経験を積んだり、選抜チームで競争を経験するなど、人生初の修羅場や極度の緊張を味わえる場面が用意されています。
学童野球の次は、中学野球です。どの軟式・硬式チームに進んでも、最下級生の中から這い上がり、上級生メンバーとレギュラー争いに加わる意気込みと結果が求められます。勝負に徹する集団の中へ入ることを選択した時点で、自身の努力を怠れば、その競争からすぐに脱落してしまう場面がどんどん増えていきます。
甲子園を、そしてプロの世界を目標に掲げるのであれば、目の前の試合や週末練習に向けて、誰よりも野球と向き合いボールを触りバットを振る努力走力と柔軟性の強化に努めてほしいと願っています。

学生時代から「天才」と言われた高橋選手の言葉には、「誰よりも努力した」という強い思いが込められていると感じました。

まぁ、拙の独り言なんですけどね… (久々の投稿でした)

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