2人の「たいし」

今シーズン、遅咲きのスラッガー2人が何かと注目されています。

読売ジャイアンツの大田泰示選手と楽天イーグルスの中田大志選手です。

今回は、楽天の中川選手にスポットを当てます。彼は、大田選手よりも1日早い1990年6月8日生まれです。愛知県の桜丘高校時代はエースで4番を打ちましたが、甲子園出場は経験していません。
日本人離れしたパンチ力のあるバッティングで「和製大砲」と注目され、2008年ドラフト位で楽天に入団します。背番号は、入団当時の大田選手と1番違いの56番でした。1年目のキャンプでは山﨑武司、中村紀洋らのベテランスラッガーから素質を見込まれ、個別に指導を受けたそうです。1年目こそ1軍昇格の機会はありませんでしたが、2年目の秋に1軍デビューを果たしプロ初安打も放ちます。
その後は、右ひざを痛め、その手術の前に育成契約となり、その後自由契約→再契約→再度支配下選手登録を経験するなど、プロ選手としては長い回り道をすることになります。しかしこの間も、中川の打力は高く評価され、2013年に台湾で行われたアジアカップでは、ジャイアンツとの日本シリーズ直後で主力選手が欠場する中、4番1塁を任されました。
そして今年5月、1軍に昇格後は24試合で本塁打を打ち、たちまち松井稼頭央と並ぶチームの本塁打王に躍り出ます。5月31日にはジャイアンツ戦でサヨナラ本塁打(下記の動画)を放ち、6月4日には自身初の1試合2本塁打となる2打席連続本塁打を記録します。

何でも中川家はおこづかい制で、試合で活躍すると出来高がつき、一昨年に結婚した奥様から、固定給に加えて1本塁打につき1万円のボーナスが支給されるのだそうです。

これまでの中川選手の2軍成績を調べてみると、2年目からクリーンアップを任され、本塁打王回、打点王回を記録します。イースタンリーグでは、大田選手とはライバルだったというわけです。次の動画は2軍時代の映像です。観客の誰かがホームランが観たいという応援に応えたシーンが印象的です。

2人揃ってプロ7年目のシーズンを迎えています。2軍の強打者で終わるか、1軍で花を開かせるのか、2人にとって勝負のシーズンとなります。覚醒しつつある2人のたいしに、ぜひ注目してみてください!

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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