6度目の正直

先日の日曜日は、チームでのお花見を予定していたのですが、あいにくの天候で中止となり、練習も午後はお休みとなりました。自宅では、息子がCSで巨人戦を観ておりました。この日マウンドに上がったのは、ドラフト3位で入団した高木勇人投手でした。プロ入り試合目で初完封勝利を収めたことで、スポーツニュースでも大きく取り挙げられていました。

TV画面からは、筋肉質な右腕とぶ厚い太ももでどっしりとした体格が印象的です。ルーキーなのですが、年齢は25歳と若くはありません。

高木投手は、小学校年生から野球を初め、海星高校(三重)時代はエース投手として、2年生秋に県大会で優勝を経験します。最後の夏は中井大介選手(現巨人)擁する宇治山田商業との戦いに敗れ、甲子園の土を踏むことはできませんでした。その後、プロ志望届を提出しますが指名はなく、三菱重工名古屋に進み計年間在籍しました。最速153kmの本格派右腕として注目はされても、大事な場面で痛打を浴びるため、プロスカウトの決断を後押しすることがなかったそうです。社会人野球に進むと年目からドラフト指名が可能になりますから、都合度も悔し涙を流したことになります。6度目の正直という言葉は、もはや正直者ではなく、単なる嘘つきに近い状況です。苦労した分、マウンドで躍動してほしいと思います。

6度目となると、軽く小学生年分に相当します…

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