リリースポイント1

マウンドに上がるピッチャーが大切にする感覚として指先が挙げられます。
この間の試合中にも、「2本の指にだけ、力をいれて」というアドバイスがベンチサイドから聞こえてきます。でも、冷静に考えてみると1つの疑問が頭をよぎります。ボールって、最初は3本の指で握ってますよね?こんな風に…
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薬指はボールに添えているだけなので、中指・人差し指に加え、親指で握ってます。しかし、指からボールを離す瞬間を写真で観てみると、こう見えます。
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中指人差し指でボールを弾いていますが、親指はその前の時点でボールから離れています。
主審を任されると、ファールボールの際、ピッチャーに直接ボールを渡すのですが、マスク越しにいつも緊張していました。右投げに変えて約2年、少しでもいいボールを返してあげたいと思うのですが、「プロテクターが邪魔だから」と言い訳にしつつ、結局お辞儀する様なフワリとした返球しかできないことに、1人悩んでおりました。特にシーズン初めは自信喪失の渦中にあり、すでにしゃがんで次のプレーに備えているキャッチャーに、わざわざその返球を委ねたこともありました。腕を振り方・通し方を意識することも大事ではあるですが、いつ親指を離しているのか、またどう離れていくのかを意識したことはありませんでした。早速、朝練で息子相手に色々と試してみます。

明日の朝、雨だったりして…

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