春の選抜高校野球、プロ野球開幕と野球の話題には事欠かない季節となりました。
スタンドで観戦する試合前の楽しみの1つに始球式があります。
別競技のアスリートがどんなボールを投げるのか、有名人・著名人がどれだけ練習を積んだのか、気楽な気持ちで観てしまうのですが、こんなチビッコがマウンドに立ったら、思わす固唾を飲んで見守ってしまいます。
小学6年生の野球少女だそうです。
始球式は、1回表の守備に付いたピッチャーの準備投球中に行われます。
どんな流れで行われるかといいますと…
守備側チームが守備位置に、塁審も所定の位置に着き、投手が捕手を相手に5・6球程度の準備投球を終了したら、球審は、待機している始球をする人に新球を渡し、マウンドまで案内する。(マスクは持参しない)
投手板についたら(投手板の前方でもよい)、球審は投手板の一塁側に2メートル程度離れて立ち、攻撃側の第1打者を打者席につかせて「プレイ」と宣告する。投手は、投手板の三塁側に2メートル程度離れて立つ。両チームのベンチにいる者は、全員ベンチ前に整列する。
*投手、捕手、打者を知名人によって行う場合もある。
①始球をする人に、「プレイ」の宣告を聞いてから、投球をするように事前に打ち合わせをしておく。
②球審は、状況が整ったら右手を高く上げて「プレイ」と宣告する。
③打者の空振りを見て「ストライク」とコールする。
④球審は、投球されたボールを捕手から受け取り、退場する始球をした人に脱帽して手渡す。
始球式に投じる球数は、殆どの場合が1球ですが、イベント色が濃い場合ですと、3球程度投げるケースもあります。
そんな訳で、この週末も日本一長い始球式がハマスタで行われたそうです。
時間にして12分30秒の独り晴れ舞台、ご堪能ください。