ライン際の判断

作新学院(栃木)の優勝で幕を閉じた夏の甲子園大会ですが、決勝戦でも微妙なジャッジが起きました。
まずは、そのシーンをご覧戴きましょう。

通常、ベースより本塁寄りでバウンドした打球のフェア・ファールのジャッジは、1塁・3塁ベース手前でファールゾーンに切れ込む打球判断を含めて、主審が担当することが多いです。試合前は、4氏審判が集まってテリトリー決めという打ち合わせを行い、1つのプレーへのジャッジを2人で行わない事ジャッジが反対になるという最悪の事態を防ぐ事が目的です。特に主審は、ライン際の打球に対してファールラインを跨ぎ、しっかり見届ける事が求められています。
中学以降の野球では、打球の速さを考慮して、ベース付近の判断を塁審に委ねる勇気も必要と痛感しました。特に、ランナーが3塁にいる場合、打球の強さによっては主審はそのランナーがホームベースを踏んだかを見届ける必要があります。

一生懸命プレーしている選手達のために、試合前に行う事前打ち合わせの大切さと、慌てずにジャッジする事を肝に銘じて、今週末も頑張ります…

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