ボールに喰らいつけ

1994年、(拙の)学生最後の年ということもあり、今でも強く記憶に残るシーズンです。
例えば、

– イチロー選手がシーズン210安打を記録し、主だったタイトルを総なめ
– 巨人の槙原投手が対広島東洋カープ戦(福岡ドーム)で完全試合を達成
– 日本プロ野球史上初めて、リーグ戦(公式戦・レギュラーシーズン)の勝率が同率首位で並んだチーム同士が、最終戦で直接対戦する優勝決定戦となり、巨人が勝利しリーグ優勝→「10.08決戦」
– MLBオーナーが提案した年俸に対する新制度導入に選手会側が反発し、8月中旬から長期ストライキが起きた

さて、数々ミラクルを起こした長嶋監督率いる読売ジャイアンツは、西武ライオンズとの日本シリーズでも見応えのあるゲームを魅せてくれました。MLBがストライキの影響でワールドシリーズも中止となったこの年、アメリカの地方テレビ局が日本シリーズを衛星中継したのだそうです。今回ご紹介する動画は、その日本シリーズで放った本のホームランシーンです。打った選手なのですが、

– プロ野球実働10年で、通算41本の本塁打の大久保選手(現 楽天の1軍監督)
– プロ野球実働9年で、通算17本の本塁打の緒方選手(現 巨人の1軍コーチ)

で、落合選手でも松井選手でも、清原選手でもありません。2本自体が神懸り的な当たりですが、ボールに喰らいついて、フルスイングしたからこそ生まれたホームランだと感じました。

打席であれこれ迷う位なら、まずボールに喰らいつくことを思い出してほしいと思います。打ち返すのは、ボールなんですから。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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