チャンスは必ず訪れる2

開幕から試合が行われ、開幕ダッシュに成功・失敗したチームに対する評論が至るところで目にする様になりました。そんな中、ある一人の選手に注目してみたいと思います。中日ドラゴンズの福田永将内野手です。この選手は、以前に触れたチャンスは必ず訪れる(←ココをクリック)で取り上げた選手達と同じ道を歩みそうな気がします。
開幕直後、昨季チーム最多の86打点を稼いだ森野選手が右手親指の末節骨骨折で戦列を離れ、その代役とスタメン出場を続けています。先日の巨人戦では見事な活躍を見せていました。解説者も福田選手の下半身の使い方(0分46秒後あたり)を絶賛しています。

福田選手は、小学年生の時に鴨志田スワローズへ入団し、中学時代は緑中央シニアで全国優勝を果たします。そこでの活躍が認められ、シニア全日本代表の4番を務め、ニューヨーク・メッツから入団テストに来てほしいと声をかけられたこともあったそうです。横浜高校に進学後、打撃を買われて1年春からベンチ入りし、2学年上の現千葉ロッテの涌井秀章投手とバッテリーを組み、甲子園出場を果たします。3年生の選抜大会では、捕手&主将として甲子園優勝を経験します。高校通算49本塁打を放ち、2006年のドラフト会議で、中日ドラゴンズから高校生ドラフト巡目で指名されます。新人の中でも打撃の評価が高く、翌年春季キャンプでの一軍組への昇格1号を勝ち取り、谷繁元信選手、小田幸平選手の次となる番目の捕手を争うことが期待されたのですが、二軍暮らしを送りで9試合でノーヒットに終わります。出場機会を増やすため、首脳陣から内野手へのコンバートを提案され、同年オフの秋季キャンプから一塁の守備にも取り組みます。1軍初昇格は年目の7月7日、東京ヤクルト戦に代打で出場し、なんと史上49人目となるプロ初打席初本塁打を記録します。

番手捕手として再コンバートされ、何とか1軍への足がかりを掴もうとしますが、この数年はチャンスに恵まれず、結局1塁手へ再々コンバートされることになりました。ようやく、2015年オープン戦での本塁打13打点と結果が認められ、念願の開幕一軍入りを果たします。

森野選手には申し訳ないですが、プロ年目の福田選手に是非このチャンスを逃さないでほしいと思います…

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