コールとセット

セ・リーグのCS(1stステージ)は、激戦の末、横浜DeNAがファイナルステージへの挑戦権を得ましたが、その初戦でこんなシーンがありました。

投手交代直後の2塁への牽制に対して、2塁塁審がジャッジをしませんでした。ランナーは塁上(2塁)にいますので、投手が軸足をプレートに付けた時点で、セットといって両手を膝の上に置いて構える仕草をする必要があります。タイムが掛かっていた場合、主審は投手がプレートに軸足を付けたことを確認してから、試合再開の合図として「プレイ」コールするので、そのコールの有無に関わらず、塁審はセットをしていなければなりません。この塁審は、守備位置などの確認を行っていたのかもしれませんが、プレイコールを聴き見逃したため、2塁への牽制球に対するジャッジを行いませんでした。ランナーの帰塁と、2塁ベースに入ったショートのタッチが微妙なタイミングでしたので、DeNA側ベンチからの抗議があるのも頷けます。

ランナーが塁上にいる場面での2塁塁審の動きをまとめた動画があるのですが、どの様なフォーメーションで動いているのかはさておき、全てのシチュエーションに対してセットと呼ばれる構えをしていることに注目して下さい。

これは、やらかしちゃいましたね…

カテゴリー: 公認審判員への道 | コールとセット はコメントを受け付けていません

円陣とエンジン

この週末は、天候に振り回された感が強いのですが、息子と娘のチームが出場する試合で審判を務めてきました。
娘はオレンジボール大会、息子はボーイズの1年生大会と、使用するボールもプレーのスピードも全く異なる野球ではありますが、試合前にはベンチ前である儀式は同じです。
彼らは、必ず円陣を組んで自らを鼓舞するアクションを取ります。小学生らしく、「絶対勝つぞ、ウォ〜!」と地面を脚でドンと踏みつけて元気よく終わります。ボーイズになると、高校野球さながらの盛り上がりと一体感が加わり、スタンドの応援団にも高揚感が伝わってきます。
さて今回は、高校野球での円陣特集です。この円陣が終わり、エンジン全開で試合に臨む彼らを見ていると、野球をしたくてたまらないキラキラした目つきに変化しています。これは学童野球でもボーイズでも変わりはありません。

今シーズンも残っている公式戦もわずかとなってきました。彼らの今頑張る姿をしっかり見守りたいと思います。

まぁ、拙の独り言なんですどね…

カテゴリー: 今日の独り言 | 円陣とエンジン はコメントを受け付けていません