打席での受け

最近、YouTubeの動画を観ていると、とても古い特集番組をアップしている方がいらっしゃいます。様々な打撃論を語っているので、拙的には「へぇ〜」で見終わってしまうんですけど、先日息子をバッティングセンターへ連れて行った際に、「ナルホドな」と感じたことがありました。それは、来たボールをただ打とうとしているんですね。彼の場合、1X メートル離れたところから、テンポよく投げ込まれてくる90kmのボールに、準備が追いつかなくなって当てるだけになってしまいます。まぁ3セット目位から、自分の間合いで打てる様になるのですが、そこに至るまでの投球数は40球程。これでは、実際の試合では(毎打席フルカウントまで粘ったとして)7打席以上立たないと、真の勝負にならないということになってしまいます(爆)
ボールがバットに当たる瞬間は、確かにしっかり観ています。ですが、本人も首をかしげる程、振り遅れてしまっているか、まともに当たらないのです。それでは、名打者と言われている人は、何を意識してバッティング練習しているのか、色々と見比べてみますと、一つの共通点が浮かんできます。

まずは、中日ドラゴンズ時代の落合選手の練習動画をどうぞ。

次に、世界の王選手の特集番組です。尺的には40分強ですが、開始後11秒あたりから1分間ご覧になるだけで、十分かもしれません。

最近の選手ですと、内川選手の素振り(51秒あたり)も同じですかね?

王さんが説明されている様に、「投げました。打ちました」ではなく、「投げました。捉えました。打ちました」という意識が大切なんですね。捉えるというのは、いわゆる「受け」の場面を指します。極論を言ってしまえば、キレイなスイングだけを目指してもダメだということですよね?
続いての画像です。スイングは力強くてキレイなのですが、堂林選手の素振りを観ると、構えから振り出した時の目線が、上3つの選手とは大きく異なります。調べてみたら、彼は際立った打率がまだ残せていない様です。これって、単なる偶然ですかね?

結局、「キレイなスイングだね」と評されても試合で良い結果が残る可能性は低い、という勝手な解釈をして、息子にはこの数日の素振りで、この受けの部分を意識してもらう様にしました。

今回は、動画を盛り沢山にしました。梅雨で満足に自主練ができない時にでも、じっくりご覧ください…

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