キャッチングの奥義

次の週末より、いよいよ練習試合が解禁となります。
そして、ようやく拙も試合に出られます。もちろん、審判としてですが…
グランド練習で機会があれば、キャッチャーの後ろに廻り、ストライクゾーンの確認をする様にしていたのですが、これから数試合は外角の見極めに苦労しそうです。プロの審判は、どこで練習を重ねてくるのでしょうか? 彼らも、12球団のキャンプ地に同行し、ブルペンでのピッチング練習に混じって、ストライクゾーンの確認をしているんですね。

さて、審判講習会の時に何人かの講師から、キャッチャーのグローブに対して、ストライク/ボールのコールをする事を意識する様に教わりました。
ホームベースをボールがどう通過したかを見極めて、ジャッジをしますが、キャッチャーミットはホームベース後方で構えています。そこで、昨年末からチームのキャッチャー候補選手に対して、個人的に「あるお願い」をしています。それは、微妙なコースに来たボールを、捕球後にミットを動かして、「入ったぁ〜」というアピールは止めた方が良いという事なんです。ピッチャーに対して、あなたが投げたボールはここに来たんだよ」と、捕った位置から動かさい方が良いと思います。
今回紹介する動画は、プロを代表する2人の捕手が考えるキャッチングです。スタイルは異なりますが、共通しているのは、ボールがミットに入った時点で動かさないところです。

紹介した動画には、続きがありまして、スローイングについても触れています。
少しでも良い送球をするには、ステップによる体重移動が必要である事を強調していますね。

http://www.youtube.com/watch?v=1jrqDkojM60

(YouTubeから削除されていたら、こちらから… 15秒後に動画がスタートします)

http://v.youku.com/v_show/id_XMzQwMjMyNzk2.html

主審を始めてからもう一つ気になる事が… それは、ミットを股に挟んだままマスクを被り直す選手が多いです。インプレー中だと、塁上のランナーに隙を付かれてしまいますよ。
春季大会までに計画されている数試合の練習試合で、この辺も注目していこうと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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