9回2アウトから

「野球は9回2アウトから〜という言葉を一度は耳にされているかと思います。勝負が完全に決着するまで油断するな、諦めるなという意味が込められている様です。
この夏の甲子園では、3日の間に2アウトランナーなしからの逆転劇が2度ありました。
まずは、神村学園(鹿児島)vs 明豊(大分)の試合です。

この試合では9回に3点差を神村学園が追い付き、12回に勝ち越しとなる3点をもぎ取り、あと1つアウトを取ればベスト4に駒を進める事ができました。

翌々日には、仙台育英(宮城) vs 大阪桐蔭(大阪)が1点を争う好ゲームを演じ、最終回に逆転劇が起こりました。

この試合、2アウトランナー1・2塁で仙台育英の若山選手が打ったショートゴロで誰もが3つ目のアウトを確信した筈ですが、ファーストを守る大阪桐蔭の中川選手の脚がベースから離れてしまった事で、次打者のサヨナラ2塁打を呼び込む結果を招きました。
個人的には、この中川選手にはトラウマが襲ったと想像します。トラウマとなったシーンは、この試合の7回裏に伏線と思われるプレーが起こりました。

さて、この2試合を改めて観る時、勝利を願っていたチームと逆転を祈り続けるチーム、どちらの気持ちで応援していますか?逆転負けを喫したチームには申し訳ないですが、逆転劇を演じた攻撃側選手達の立場になって観るのも良いかもしれませんね…

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