小学生の文章力

拙の息子は、セリーグなら巨人だと言っています。その巨人で、誰が好きかと言えば、「長野久義」選手がお気に入りだそうで、背番号入りのTシャツも持っています。その長野選手ですが、彼は大学時代に日本ハムの指名を断り、社会人時代に千葉ロッテの指名を断って、ジャイアンツに入団を果たしているため、新人選手としては決して若くない年齢(25歳)でのプロ入りです。指名を拒否した時は、マスコミによって色々な憶測が飛びました。でも、本人から言わせれば、「無名の頃から見守り続けてくれた意中の球団」、つまりは巨人への思いを頑なに貫いたことだけだそうです。と同時に、彼の信念の強さも感じられます。その彼が小学校5年生の時に書いた作文をネット上で閲覧出来ます。その内容が実に具体的で驚かされました。

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ぼくは、ジャイアンツにドラフト1位で指名されました。
すぐに、一軍の試合に出ています。
今、阪神タイガースとたたかっている。
9回うら、ジャイアンツのこうげきバッター四番長野、
ランナー一二るい、一打さよならのチャンス。
打ったーこれは大きい、大きい。
ホームラン。ぎゃくてんホームラン。
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ジャイアンツに1位指名された彼は、すぐに一軍の試合に出て、四番打者としてバッターボックスにも立った事があります… 作文に書いた状況に近い動画がコチラ↓です。

将来の夢についてではありませんが、アニメ【メジャー】で三船リトル時代、(主人公)本田吾郎の同級生である清水薫ちゃんが、野球について小学4年生の夏休み作文にこう記しています。

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カァーン!
金属音がして青い空に白い点が飛んで行く。
その白い点は、ぐんぐん私に近づいてきて
いつも私の5メートル前や後ろに落ちる。

始めて4ヶ月の野球なのに
まだちっともうまくなれない。

まわりのチームメイトを見ていると、
どうしてわたしはこんなにヘタなんだろうって
いつも思う。

それでもたまに試合で打てたり、まぐれでも
捕れたりしたらすごく気持ちいい。

こんな気持ちは今までなかったと思う。
野球に出会えて本当によかった。
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この作文のくだりは、アニメの作者が考えたとはいえ、個人的にもすごく気に入ってます。
具体的に文章に出来る選手って、信念とは別に、自分のプレーに対しても頭の中でイメージすることにきっと長けているのかなと思います。
今回、チームの新しいホームページ(メンバーサイト)に、各選手のコーナーを設け、今年の抱負を募集します。お父さん&お母さんと一緒に考えてくるのかも知れませんが、出来れば選手本人の言葉をそのまま掲載出来たらと思いつつ、どんな文書が届くか楽しみにしています。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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