祈願と流れ星

グランド開きを行った先日、フォルコンズメンバーは近隣の神社までランニングで向かい、両親からもらった5円玉を賽銭箱へ投げ入れ、必勝祈願をしてきました。
参拝シーンを写真で撮っている時、ふとあることに気が付きました。それは、一人一人の手を合わせている時間長くなっていることです。最高学年となる5年生は特にそうでしたが、4年生も今年はAチームレギュラー争いがあるからか、前の年のアッサリ感は全く感じませんでした。まず、チーム全体に向けたお願いが1~2、個人的なお願いが2個くらいが平均的なとこですかね? 逆に数ではなく、より具体的なお願いになっているのかもしれません。いずれにせよ、微笑ましい光景です。

必勝祈願

目標は具体的な方が良いと聞きます。でも、彼らのとっては目先のことが目標になっていることもあります。先日のグランド練習で、彼らに気が付かせてもらったことがあります。拙が3塁ベース付近を守る選手達にノックをした時のことです。1塁への送球が思う様に行かない選手が多く、アウトにする執念というか、どうしたら強い思いでボールを捕って・投げられるのかを考えがら、ボールを転がし続けました。彼らから声を出そうとしていることは感じ取れたので、途中から何か目標めいたものを発してもらってから、ノックをする様にしました。その結果として、彼らには毎回毎回有言実行が求められることとなりますが、選手によって大きく2つのタイプに分かれます。

タイプA:具体的というか、あれもこれもと欲張ってしまう
タイプB:シンプルに、でも常にその想いが頭にあるのかはビミョウ…

まず、彼らは毎回同じ内容のミスを複数繰り返します。そして、目標を口にするという行為は、拙に言わされて応じたリアクションです。でも面白いのが、3回目以降になると、彼らは自己暗示に勝手に掛かるのか、同じことを言うのに飽きたからしっかり意識したのかは知るところではありませんが、ようやく求めていたプレーができるようになります。
「3度目の正直」という言葉と、また後から「流れ星への願いも、3回伝えないと叶わない」という言い伝えを思い出しました。自然につぶやき、口に出すことができたなら、その次は1度目で望むプレーができる様に繰り返し練習です。

プレー以外に思う願いや目標は、より具体的で良いと思います。しかし、プレー中はできる限りシンプルに、いつ現れるか判らない一瞬の出来事である流れ星の様に、いつでもどこでも常に目標や願いを考え続ける方が、より実現に近づけると考えます。シンプルな言葉ならいつでも声として自然に出せます。恥ずかしさや声のトーンも手伝い、聞こえてくる声の厚みに違いこそありますが、練習中や試合中での声出しについては、選手の中で何か誤解がある様に感じました。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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