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年内最後の週末、近隣チームからのお誘いで「審判講習会」に参加しました。終了後、講師役の方に息子の進路について相談に乗って戴き、折角の機会なので息子本人にも参加してもらいました。ほぼ初対面の相談役からの質問に、モジモジすることなく「高校でも野球を続けたいです!」とハッキリ答えた姿を観て、彼の成長を感じました。親としては、できる限りの後押しをする覚悟ではあるので、(遅ればせながら)これから幾つかのシニアやボーイズチームへの見学を始める予定です。

さて今回のテーマですが、というのは学童野球卒団から中学入学までの期間(3ヶ月)を、というのは中学野球終了後、高校入学までの期間(7ヶ月)を意味します。
まず学童野球の場合ですと、どのチームも12月までに公式戦が終わり、中学入学までの期間が「3ヶ月もある」ということです。
中学野球の場合、8月が最後の大会(公式戦)と言われ、上部大会に勝ち進むことができなければ、翌年4月の高校入学まで「7ヶ月もある」ということになります。
今回の進路相談を通じて痛感したのは、進路云々とは別に、「学童時代から目一杯野球に打ち込んだ」といっても高校野球を始めるまでの間、「しっかり野球をやることができない期間」が小学時代の3ヶ月に中学時代の7ヶ月を足した「10ヶ月」もあるということなんです。
学童野球の世界の3ヶ月は、ちょうど春季大会が終わった頃から秋季大会が始まるまでの期間に相当します。このわずかな期間で体格にも変化が出ます。また、10ヶ月ともなれば、学童野球では1シーズンに相当しますから、「自分が信じられない程成長・向上できたか」、6年生の息子でも振り返ればすぐに理解できる期間となります。
息子は、卒団後も自チームのグランド練習に参加はしていますが、チーム自体は新6年生を中心とした練習となるため、グランドにいる大半が練習のお手伝いです。ボール拾い、バッティングピッチャーなど、それもすごく大事な経験です。しかし、コーチ陣の計らいで休憩時間などに受けるノックやフリーバッティングは、すでに褒められた姿には映りません。これまでの緊張から解放され、楽しみたいという気持ちや変化球を試したい衝動にも理解はしたいのですが、これが3ヶ月も続く可能性に恐怖すら感じました。
6年生としてのこの1年は、本当に頑張ったと思います。でも「やらなくてもいい期間」、つまり「思う存分やれない期間」が6年生へ公平に3ヶ月ある中で、それをどう過ごすのか? 周りに流されず、その期間を大切にしてほしいと願っています。まさか、

中学という新しい環境になったら、そこからまた頑張り直すと考えていませんか?

「高校のどのレベルで野球をしたいのか」を6年生なりに考え、守備での引き出しを増やすとか、バッティングフォームをじっくり作り直すとか、下半身を少しずつ鍛えるなどの目標を掲げてほしいです。対外試合については、自チームに甘えることはできませんので、同学年の選手を持つ父兄達と何ができるのか、その相談を始めたところです。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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