先日の審判講習会の修了式で、「あとは実践あるのみっ!」と言われましたが、いざ自分一人が張り切ったところで、冷静に考えても野球シーズン自体、終盤も終盤なんです。グランド練習はほぼ毎週末続きますが、宮前区では12月16日〜翌年2月の中旬までの間、他チームと試合をしては行けない「対外試合禁止期間」が設けられております。そんな訳で、年内の残り少ない試合という機会にとにかく手を挙げて、ちょっとでも慣れていこうとする勇気とある種の開き直りが必要な訳です… 主審にとって一番重要な仕事は、ピッチャーが投げる1球1球に対する「ストライク&ボール」の判定です。ある方に言わせれば、「3万球」の判定を経験して、ようやく一人前なんだそうです。時間に置き換えると約3年位要するんだとか…
それはそうと、選手達の投げたボールをキャッチャーとして捕った時のストライクゾーンと、キャッチャーの後ろに立って観た景色は大きく異なります。キャッチャーの真後ろに立って中腰の姿勢になった時というのは、おおよそ地面から1Mくらいの高さになります。ピッチャーの眼差しと刻々と変化する表情、バッターの気合いと苦手なコース、キャッチャーの必死な雰囲気が真近に伝わってきて、ちょっと堪らない気分になります。これまで、応援団としてベンチ後ろから観える斜め横の眺めも経験していますが、自分にとってはいまいちピンとこない景色でした。当分の間、沢山のミスジャッジや失敗を繰り返し、一人で勝手に慌ててばかりでしょうが、1試合でも早く選手達の真剣勝負の世界に引き込まれてみたいと思います。
まぁ、拙の独り言なんですけどね…