ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手といえば、あの豪快なスイングですよね?今や、打球の飛距離は「日本一」と言われています。あのスイングの原点は一体どこにあるのか、少し気になっていました。きっと小学生の頃から体も大きく、あのスーパー中学生(←ココをクリック)の様に、放った打球はことごとく外野の頭を越して来たのだろうなぁと、勝手なイメージを抱いていたのですが、「アスリートの輝石」という番組で真逆の事実が明かされました。
柳田選手の小学生の頃の監督さんが、
「当時は小さくて、すばしっこい。ちょこちょこちょこちょこ動ける子っていうイメージですね。ただ、バットコントロールは良かったですね。」 (7分33後あたり)
スイングの鋭さではなくて、バットコントロール?
また、監督さんがこの番組の中で、ティー(トス)バッティングをしている小学生達に語りかけています。「小学生の頃の柳田に比べたら、あんたらの方がパワーあるよ!」って。ええっ?と思いました。あの選手が小学生の頃は、大して振れない選手…
こういう話を聞くと、なんか希望が持てませんか?
柳田選手自身、甲子園出場の経験はなく、中央大学硬式の入部選考に落ちるものの、広島経済大学へ進んでから飛躍的な成長を遂げ、3連続で大学選手権に選出という結果を残しました。2010年ドラフト会議にてソフトバンクホークスから2位指名を受けるのですが、王会長が「(指名候補の中で)誰が一番飛ばすんだ?」という問いに、スカウト達が「柳田です」と即答し、指名寸前で秋山選手(現: 西武ライオンズ)から柳田選手へ変更したという逸話が残っています。1軍で頭角を現す様になったのは、3年目の2013年シーズンで、初めて2桁本塁打と2桁盗塁を記録します。
小学生の時に強い打球は打てなかったけれど、「振ろうとする気持ちを止めなかった」ことで、大学時代でようやく才能が開花したのが、この柳田選手です。
バットコントロールや小技でヒットを打つことも練習の賜物です。でも、豪快な空振りは観ている選手と大人達が惹き込まれ、つい熱い応援に発展してしまうことも事実です。「強い打球を飛ばせる選手が将来成功する」と思って、日々バットを振り続けてください。
まぁ、拙の独り言なんですけどね…