先日、楽天イーグルスは田中将大投手がつけていた背番号「18」を永久欠番にするという発表をしました。2012年シーズン、18番というエースナンバーを背負い、24連勝を挙げるなど球界のエースとして君臨しました。広島のエース・前田健太投手も背番号は「18」。数々の主戦投手が背負った番号は、今や日本のプロ野球でエースの代名詞となっています。今回の動画は、田中投手が日本一となった2012年シーズンのダイジェストです。
なぜ、日本のプロ野球において「18番」がエースナンバーと呼ばれるのでしょうか?
数ある諸説の中で根強いのが、歌舞伎界で得意としていた演目を「歌舞伎十八番」(おはこ)といったことから、得意とする芸という意味で「十八番」が使われるようになり、そこから派生して野球界でも一番秀でている者が「十八番」とされてきたのではという見方です。読売ジャイアンツにおいては、藤田元司氏、堀内恒夫氏、桑田真澄氏という投手達が18番をつけ、そのステータスを確立したことから、年月を経て「18番=エース」と呼ばれるようになったという見方もあります。実際、桑田氏に憧れた投手も多く、松坂大輔投手が西武に入団するときも「18」をつけ、入団会見では桑田への憧れを口にしていました。
しかしながら、別の球団を見渡すと、エース番号と言われている数字は必ずしも18ではありません。横浜では「17」、中日では「20」といわれています。過去において、輝かしい成績によって、背中に付けていた番号がいつしかエースナンバーと呼ばれるようになりました。
一方のMLBでの「18」番の扱いは、野手がつける番号という認識が強く、あまり投手はつけていませんが、昨年ヤンキースでは黒田投手がつけていましたよね?
学童~高校野球までは、背番号1が「ポジションの番号=エースナンバー」となります。
次回は、選抜高校野球で話題に挙がった選手を取り上げてみます…