たかがアップ、されどアップ

長かったオフが終わり、春の訪れを迎えたプロ野球界。連日春季キャンプに関するニュースが流れる、賑やかな時期になってきました。CS放送では、連日どこかしらのキャンプ映像が長時間放映(垂れ流し?)されています。映像越しに流れるキャスターや解説者のコメントがないため、スタンドから眺めている気分にさせられます。ほとんどのCHが深夜帯での放映ですので、午前1時頃はまだアップの様子が映し出されています。本来なら退屈な時間帯の筈ですが、実はその様子がすごく興味深く感じられたのです。昨晩は、日ハムのキャンプ映像が流れていましたが、向かい合わせになってジャンケンで勝った選手から走り出すなど、声を出しやすい環境でアップに取り組んでいました。そんなわけで、ある方がDeNAキャンプの映像を沢山掲載されていたので、その一部を拝借します。

走るホームを意識した超短距離走から始め、

前に置かれたコーンをすばやく廻り…

リードしてから、すばやく戻るといった動きも…

チームのアップを、拙を含めた父コーチ3人に委ねられて、早3ヶ月。飽きさせないようにしてきたつもりですが、もう一つ目的があります。それは、イメージ記憶を辿らせることです。守備練習などとは異なり、あえて動きを覚えさせない工夫を意識しています。マンネリ化を防ぐ意味でも、何回か取り入れた動きは暫く止めてしまい、忘れた頃を見計らってもう一度取り入れる様にします。新しいことに取り組む際、最初のうちは慎重に動きます。恐らく目を使って情報を追い掛け、頭の中でイメージしますよね?小学生選手達がどう表現するのか、こちらが求めている動きを表現するまでにどれだけ時間を短縮できるのか… こういった訓練も、これからすごく大切になってくると思うのです。なので、あえて難しい動きを入れたり、同じ動きを繰り返さないようにしています。
様々な動きをルーチン化すると、大舞台での緊張を解くという効果があるそうですが、フォルコンズの選手達は、慣れた動きに対してはどうも手を抜く傾向にあります。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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