随分前になりますが、試合での応援について呟いた事があります。
拙の息子も高校生となり、インターハイというカテゴリーのスポーツ記事や映像に目が向く様になりました。今の時代、インターハイはインハイと略すのかと驚きつつ、観客に応援される事で選手の運動量が約20%アップするという検証結果をまとめた、一風変わった動画を見つけましたのでご紹介します。
人に見られたり、応援を受けた方が選手の力がより発揮されるという結果が示している通り、大勢に注目される事が選手のパフォーマンス向上に繋がる様です。
観客に応援されることによる、選手のパフォーマンスの変化を検証した動画
ハンドボールの全国的な強豪校「富山県立氷見高校ハンドボール部」にて、検証が行われました。無観客の前半戦と、観客を入れて応援されている状態での後半戦で、選手のパフォーマンスに違いがあらわれるのかを、選手達に活動計測デバイス「Knows」を着用してもらい、計測しました。
選手達には応援が来ることは知らされず、運動効果の測定として「Knows」を装着して試合を実施。試合の後半に突然、体育館を埋め尽くすほどの学校の生徒達が体育館に集まり応援を開始。選手達は突然の展開に驚きながらも、大勢から注目を浴びることでパフォーマンスが向上。前半と比べてより攻防が活発になり、多くの好プレーが見られました。
応援されることで選手の運動量が約20%アップ! 日本で初めて、観戦により選手の身体機能が向上することが証明される
測定数値としても、観戦による選手のパフォーマンスの向上が証明されました。走行距離は1.53km⇒1.73kmに、ステップ数は1486歩⇒1809歩に、心拍Zoneは87.83%⇒92.83%に、それぞれ格段に運動量・身体機能の向上が認められました。前半よりも更に心拍数が上がっているにも関わらず、後半の方が走行距離やステップ数が伸びていることから、見られたこと・応援されたことにより、心拍が高い疲れている状況でも頑張れていたことが分かりました。
引用元:人は、見られることで、強くなる。 | 大勢に注目されることが選手のパフォーマンス向上に影響することを検証
練習を通じて精神的に追い込む事で、真の強さを得られるかもと思った時期は確かにありました。ただ、典型的な野球小僧というか、貪欲に練習に取り組む選手なら通用する厳しい練習に対して、その先の意味を説いても、伝わり難さを感じていました。
もし、追い込む事が原因で、大事な試合で多くの選手達が持っている能力を出し切れていないのであれば、単なる大人の自己満足で終わってしまう危険性が高いという事です。
応援の力、やはり選手には大きな後押しになるんですね。
でも折角ですから、指導者やお父さんコーチに怒られた時、どれだけのパフォーマンスが低下するのか検証してくれると、より説得力が増して考えるキッカケに繋がると思います。
まぁ、拙の独り言なんですけどね…