WBSに選出された炭谷銀仁朗選手が、練習試合でファーストの守備に就く機会があったのですが、本職はキャッチャーのため、自身のキャッチャーミットで守備機会をこなすというシーンがありました。以前にも触れましたが、サイズ等の規定さえクリアすれば捕手がファーストミット、一塁手がキャッチャーミットを使用することも可能です。キャッチャーミットでファーストを守ることはできない事が殆どであるためか、この試合でも1塁塁審から指摘を受けました。しかし、介在したプレーが無効となるルールは存在しません。
もし、キャッチャーとファーストの2つのポジションを1つのグラブでこなそうとした場合は、キャーストミットの出番です。
キャッチャーミットも、ファーストミットも重量の制限は設けられていないのですが、それぞれについて大きさの規定があります。つまり、所属する連盟の規約に明記されていないのであれば、サイズ等の規定さえクリアする条件で捕手がファーストミット、一塁手がキャッチャーミットを使用することも可能です。
学童低学年選手の様に、キャッチャーでもファーストでも、自身の野手用グラブを用いても問題はありませんが、リトルリーグではキャッチャーミットの使用が義務付けられています。