夏の甲子園大会7日目、審判員による大誤審がネット上で大きな話題を呼んでいます。境高(鳥取)と明徳義塾(高知)との試合、8回裏1アウトランナー2・3塁でランダウンプレーが発生しました。
ランダウンプレーについては、1度触れています。
バッターが放ったショートゴロを本塁一旦送球します。そのため、3塁ランナーは3塁へ戻りますが、2塁ランナーが3塁へ到達してしまいます。ここで、境高の野手はこの2人のランナーにベース上でそれぞれ一度タッチをします。この時点で、本来優先権があるのは元々3塁にいたランナーで、ベース上でランナー2人にタッチをした場合、アウト判定になるのは2塁ランナーとなります。しかし、明徳義塾の3塁ランナーがベースから離れ、それを逃さず境高の野手もタッチをしたのですが、なぜか審判はアウトの判定をしませんでした。実は、ここが誤審と言われているポイントです。ベースから離れたランナーはタッチを計3度受けながらも、この3塁ランナーはホームへ返り得点が認められました。類似のシーンとルールの説明は、MLBトリプルプレーにて触れています。
ボールを持っている野手が近くにいる場合、3塁ランナーもベースから離れてはいけないハズですが、大舞台で勘違いを起こしたのでしょうか?
最終回(9回表)、三者凡退した境は敗北となり、何とも後味の悪い試合となってしまいました…