U18 JAPANチームの投手を映像で観ていると、縦のスライダーや高速スライダーを操る選手が多いことに気付きます。おそらく、彼らにとってのトレンドなのでしょう。2年前の同じ舞台で活躍した松井裕樹投手も高速スライダーが最大の武器です。
先日の決勝戦で放ったJAPAN Teamの安打数は7でしたが、USAの投手が投じるチェンジアップにかなり手こずっている様に感じました。あまり打ち慣れていない変化球なのでしょうか?確かに、MLBでもスプリットを投げない代わりに、チェンジアップを武器にする投手が増えています。例えば…
5年前に放映されたスポーツ番組の特集コーナーでは、元ジャイアンツの桑田真澄氏も、最初に覚える変化球として「チェンジアップ」を薦めていました。彼自身、高校時代はカーブを、プロに入ってスライダーやシュートを投じるイメージが強かったので、その話には違和感を感じたのですが、ストレートと同じ腕の振りで投げられるということで肘に負担が少ないことを強調しています。
このチェンジアップについて調べてみたのですが、握り方を変えることで、サークルチェンジ/スプリットチェンジ/バルカンチェンジ/パームボールチェンジ/リトルリーグチェンジアップ/パラシュートチェンジ/高速チェンジと変化の度合いが変わるのだそうです。腕の振りを変わらずに握りを変えるだけですから、他の球種よりも習得が早そうです。今現在、学童野球で頑張る彼らが高校生になる数年後には、チェンジアップ全盛時代になっているかもしれません。
変化球のトレンドだけに、時間と共に変化する?
お後がよろしい様で…