たった1人で

夏の甲子園大会出場を目指して、各都道府県の地区大会が始まりました。試合に先発出場できるのは9人までとなっています。チーム内で激しい競争の上、レギュラー入りできた選手、ベンチ入りできた選手、スタンドで応援する選手ができてしまう訳ですが、9人すら集まらない学校もあります。そういったチームは、似た環境にある高校と協力して、連合チームを作って参加します。連合というと、学童野球では選抜チームという栄誉ある意味で使われます。大学対抗駅伝も、10のシード校に入れなかった大学から、学連選抜というトップランナー達が箱根を走ります。週末、千葉県のある高校では正式部員1名と助っ人として帰宅部9名で参加した文理開成高校や、福島県では5つの高校から成る「会津北連合」が1回戦を戦いました。両チームは、惜しくも5回コールドという結果に終わりました。

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福島県大会_3日目

状況は違えど、部員が1人というのは毎日の部活動が自主練の様なものです。ライバルがいなくても、野球は9人が集まらないと試合に出ることすらできません。下記の動画は、会津北連合に参加する1人の選手を追った特集です。この選手も普段は顧問の先生と2人で活動(練習)しています。

ラインカーで描いたホームベースを観た時は、寂しさを感じました。失敗するのが怖くて余計な緊張や慎重を招いたり、チャレンジを怠ってみたりする選手は、彼らの状況を一度自分に置き換えてみてください。毎日の練習に対する孤独と妥協との戦いだったり、試合ができる・でられる有り難さを、ちょっとでも感じてもらえたらと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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