ランナーを交えて走塁を兼ねた、守備練習の際、選手は一つ一つのプレーを必死に覚えようとはするものの、自分のことで一杯一杯になり、冷静に人のプレーを観る余裕がないことを身近で感じます。そんな思いがあり、ある一つのプレーを動画で紹介します。
広島-中日戦、1-0で広島がリードして向かえた6回裏の攻撃。ノーアウト、ランナー1・3塁の場面で、バッターはファーストゴロを打ちます。ファーストは、すかさず本塁に送球し、サードランナーを狭殺プレーに持ち込もうとしますが、ランナーは素早く3塁に戻ります。しかし、ファーストランナーは一旦3塁まで到達したのに、サードランナーが戻ってくるのを観て、2塁に戻ろうとします。バッターランナーは、この動きを観たためか、(0分22秒あたりで)2塁キャンパスの近くまで来たところで慌てて1塁に戻ります。
このプレーの結末は、ファーストランナー(野間選手)がタッチアウトとなり、ワンアウト、ランナー1・3塁となります。
さて、このシーンを選手の皆さんには、こう観てほしいと思います。
– もし、自分がバッターだったら
– もし、自分がファーストランナーだったら
– もし、自分がサードランナーだったら
どの様なプレー(走塁)ができますか?
例えば、
「この場面での内野ゴロは○○」
「バッターも打球が転がったら、必ず○○○ーになる」
「ファーストゴロだから、○○○○○ーは絶対避けたい」
「○塁ランナーは○ー○○○できなくても、○人のランナーを次の○へ○○○ために、長く○○○ていたい」
と色々考えられますよね?
グランド練習や試合を通じて、監督から教わったプレーはどういう動きなのかを思い返してください。選手同士で意見交換するのも良いと思います。これから、何度となく似た様なシーンでの判断が求められるのです。もし、自分の想像するプレーに自信がないなと感じたら、試合で失敗して叱られる前に、次のグランド練習で監督に聞いたり、野球ノートを通じて質問してみましょう!
まぁ、拙の独り言なんですけどね…