塁審の立ち位置1

この時期、学童野球は対外試合が禁じられているため、審判を務める機会がありません。
グラウンド練習では、ゲーム形式のシートノックだったり、ノックだったり、走塁練習をしてはいるので、立ち位置を確認する練習は可能です。どの位置からが1番観やすいか、選手達のプレーに目をやりながらも、つい考えてしまいます。この動画は、ある方が全く別の目的で編集されているのですが、塁審、特に1塁塁審の立ち位置が原因で、逆のジャッジをしている様に映ったので、記録として残しておきます。

1分3分辺りと、3分6秒辺りのプレーに注目してみました。特に、フォースプレーの場合は、少し離れて観た方が正しくジャッジできます。審判のジャッジに首を傾げる人達は、そこからかなり離れた場所から止まって観ています。つまり、近ければ良く見えるという事ではないのです。極端に近い場所から、また少し離れたところから同じプレーを観ると、視界というスクリーンに入ってくる映像は、際どいタイミング程、正反対に映る事があります。お父さんコーチに起こりがちな真逆の判定、それはプレーを観る立ち位置に問題があります。誤審の類を纏めた動画が数多く公開されているので、本来どの位置で観るべきかを少しずつ確認していこうかと考えています。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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リードの取り方

野球を始めて間もない選手が1塁へ出塁した際、まず走塁の原点とも言うべき、リードの取り方というのを教わり、第1リード第2リードという言葉を知ります。では、いつの時点からリードを取ると余裕を持てるのかという事を次の動画が教えてくれます。

5分35秒辺りから、そのコツを紹介いるのですが、牽制球でアウトになりたくない選手、ピッチャーのモーションを盗んで格好良く盗塁を決めたい選手は、是非参考にしてみて下さい。実際にやってみると判るのですが、「常に盗塁を狙う気持ち」でリードを取ると、身体が動きやすく感じます。余裕でもギリギリでも、ランナーはセーフになれば同じ盗塁成功なので、大袈裟かもしれませんが、少し落ち着きがないと思われる位、脚を身体を動かせる状態にする事が必要だと感じます。
また、この動画で面白い見方をしている場面があります。14分21秒辺りから始まるコーナーで、牽制ランキングを紹介していました。それだけ、リードを取るランナーをピッチャーが警戒している証拠でしょうか?
松本匡史氏が、「牽制を沢山もらうと、スタートのタイミングが取りやすくなる」というコメントをしています。学童野球の試合中、監督やヘッドコーチから、「牽制球をもらえ、もらえ」と言っている場面を良く耳にします。ランナーにとっては、「なんで? 何か意味があるの?」という気持ちで、アウトにならない様に元の塁へ戻っています。盗塁に自信の無い選手程、戻ることに夢中で、言われている本当の理由をまだ理解していないと感じます。そんな選手程、リードする度にだんだん幅も小さくなり、思い切りの良いスタートを切れなくなっている様に映ります。ボーっとしていたらそれは叱られますが、牽制球を受けた後、ファーストからピッチャーへボールが返球されたら、すぐにリードを取るクセは付けた方が良いと感じます。
さらに、35分41秒辺りから、引退した鈴木尚広氏がリードの極意を伝えています。自分が取るリードの距離を一定にするという事です。小学生選手には難しい内容かもしれませんが、「いつも同じ場所から投手を観る」「ピッチャーを見過ぎない事」という言葉は、失敗を恐れてアレコレ考えてしまう選手には参考になる教えです。

まだ、ホームランを打つ自信のない選手は、塁上に立つ時間が長くなる分、別の意味で目立てます。牽制を掻い潜って盗塁を決めたら、応援してくれる人達が大きな声援を送ってくれます。そうなれば、もっと良いプレーをしようと前向きになれると思いませんか?

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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