2球で3アウト

ピッチャーにとって、3つのアウトを取るのに3球で終われたら最高だと思うのですが、やはり三振を奪う方が気持ち良いのでしょうか? この動画では、たった3球で3つのアウトを奪ったシーンです。

ですが、今回のお題である2球3アウト」となる試合があったそうです。
高校野球、北北海道大会十勝地区1回戦で、その珍事が起きました。
帯広緑陽高は3回表、先頭打者前田選手が初球をスイングしたバットに、帯広工高のキャッチャーのミットに当たり、打撃妨害で出塁します。続くバッターが初球を捉えたのですが打球はファーストライナーとなり、飛び出した前田選手も1塁へ戻れずにアウトで2アウトになってしまいます。次のバッターは初球を打ち上げて内野フライとなり、3アウトとなったというのです。

この試合の記録では、打撃妨害の際の投球は無効で球数に数えないため、この回の投球数は2球となりました。ただ、野球規則では打撃妨害があった場合の投球を、投球数に入れるかどうかは明記されていません。今回のケースでは、大会本部の公式記録員が投球数としてカウントしなかった事から起きた、いわば珍事です。しかし、実際に投球されている事から、プロ野球をはじめ、通常は投球数に数えます。例えば打撃妨害があったり、ボークが宣告されたりした投球でも打者が安打を打った場合は安打が記録され、投球数に数えます。

投球数制限が導入されている試合(大会)ではどの様な扱いとなるのか、確認が必要ですね…

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