DeNAのドラフト1位左腕・今永昇太投手(22)は、14奪三振の快投も1球に泣き、プロ初勝利はなりませんでした。良いピッチングをしていたんですけどね。
阪神打線相手に3者連続三振と抜群の立ち上がりを見せますが、無安打投球を続けていた1点リードの5回無死一塁、陽川選手に逆転2ランを浴びます。その後は再び快投を続け、6回2/3で4者連続を含む14三振を奪うも打線の援護がなく、1点リードを許した状態で降板し、チームも負けてしまいました。毎試合好投を続けるルーキー投手は、5度目の登板で未だ初勝利に至っていません。
気になる選手のリストに加わったのには、理由があります。これまでの登板で、味方の失策が絡んで負けた試合は「僕が打たれた事実は変わらない。エースを目指すなら、味方のミスもカバーできる存在にならないと」。好投しながら敗れた試合は「負けた投手の名前は残らない。いい投球だったとしてもプロ野球は昨日得た信頼を今日失う世界なので」。打線の援護がない試合は「そういう言い訳は防御率0点台の投手だけが言えること」、「自分は負けている時が、その人の本当の姿だと思っている。打ってる、勝ってる時は周りが騒いで浮かれることもある。でも、負けている時の例えばベンチでの姿や試合後の言葉を、みんな見ていると思うんです」などの言葉を残しているそうです。
彼の謙虚さにはただただ感心するばかりなのですが、彼とは対照的に喜怒哀楽というか気持ちを前面に出す選手がいるのも事実な訳で、どちらが活躍できるのかは拙にもよく判りません。総じて言えることは、小中学生の選手達にとって、彼らの残すコメントを参考に、今どんな考え方で野球に接しているのかを見つめ直すことなのかなと思います。
試合で犯した1回のミスですぐに落ち込んだり、心が折れた様な表情を見せる位なら、人一倍一生懸命に毎日を過ごして欲しいです。
まぁ、拙の独り言なんですけどね…